映画パンフレット バンザイ!
死ぬまでにしたい10のこと(my life without me),2002
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パンフレットデータ
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とてつもなく冷たい言い方になってしまいますが、主人公が、間近に迫る“死”に向けて、「やりたい」と挙げた10の項目、そしてそれらをTODOリストから消すがごとく実行していく姿は、マスターベーションにしか見えません。いくら、ささやかに身の回りの人々の幸せを願っても、結局、彼女がしたことはすべて、自分のためだけなのです。それをいいとか悪いとか論じたり、責める気はありません。ただ、彼女の行動は、過不足なく自分のためだけだった、ということなのです。 私の妻は、別れの挨拶も交わすことなく、親友を亡くしました。親友自身も、自分がなぜ、この世に別れを告げなければならないのか、理解できないままだったかもしれません。妻は、本作の主人公に「準備するだけの時間があってよかったよね」と、冷ややかなまなざしを送っていたそうです。 誰にでも死は平等に訪れます。だからこそ、人類は優劣などなく平等なものなのだともいえます。そんな、死までの残り時間を数えられるほうが幸せなのか、数えられることなく唐突に終焉を迎えるほうが幸せなのか、私にはわかりません。 唯一、作中で魅力的だった人物が、彼女に余命を告知する医師。あの、ちょっと無表情で腰の引けた感じが、リアルで味わい深く感じました。 (2004年6月) |
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