映画パンフレット バンザイ!
廃市 ,1983
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パンフレットデータ
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ずうっとみたいと思いながら、チャンスに恵まれなかった本作と、やっと出会うことができました。イメージとして、もっと色味の少ない作品かと想像していましたが、どうしてどうして。なかなか色彩豊かな画面でありました。 やはり従来の大林作品通り、死の匂いがぷんぷんと立ちこめ、ひとつの町の退廃、ある旧家の没落、そして1組の男女の心中と、その「死」の世界は、重奏的に、重層的に描かれてきます。大林作品のすべてを見たわけではありませんが、必ず「死」は匂えども、それは匂うだけで、そのものを描いたことはきわめて少なかったのではないかと思います。そんな中で本作は、「死」そのものを、ていねいに、ストレートに、かつ、マニアックに描いています。大林監督の“隠しテーマ”であった「死」を、手元に引き寄せ、慈しむように形作るために、16mmフィルムというメディアが必要不可欠だったのかもしれません。 幸運にも、パンフを入手できました。画像ではさっぱりわかりませんが、「アートシアター」とある青い文字の下に白っぽくシミのように見えるのがゴシックで記された「廃市」というタイトルです。当時400円だったパンフは、1200円しました。全体に文字が多く、実に20ページを割いて、採録台本が掲載されています。 (2004年7月) |
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