映画パンフレット バンザイ!
Wの悲劇,1984
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パンフレットデータ
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全部をみたわけではありませんが、薬師丸ひろ子主演作のなかで最高傑作だと、勝手にひとりで思っています。 まず、原作の物語は劇中劇にしてしまう、という発想が素晴らしい。それでいて、原作が描こうとした「女性の弱さ、悲しさ、たくましさ」などは明確に描かれています。シナリオの妙ですなぁ。シナリオで言えば、セリフもよい。「うむ」と心に残るセリフがいくつもある。──で、いまここに抜き書きしてみようかと思いましたが、無理でした。つまり、抜き出せないんですね。あるセリフを紹介しようと思うと、その前後、長ぁく状況説明やセリフのやりとりを引用しなくちゃ、そのセリフの良さが伝わらないんですな。セリフの命ってぇのは、リアクションなのですね。やりとり、言葉のキャッチボール、そこに生まれるドラマ性。 相手役の世良公則がよいですなぁ。役自体が、得でオイシイ部分もあるのですが、とにかくこのふたりのセリフのやりとり、そして「距離感」が好きです。 パンフにマキノ雅裕氏が1文を寄せています(正確には談話をまとめたものらしいですが)。本作の監督、澤井信一郎氏がずっとマキノ氏の助監督を務めていたという縁だそうです。この文章、映画好きなら、ぜひぜひ一読をオススメします。最初に読んだ高校生当時は何とも思わなかった(というより、「なんだ、このジジイ」くらいのことを思っていました。ごめんなさい)のに、いま読むと、さすがの含蓄の深さです。 (2004年1月) |
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