映画パンフレット バンザイ!
ひめゆ りの塔,1982
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パンフレットデータ
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私にとって、戦争ドラマの原型となっている作品です。 みた同じ年の夏休みに書いたシナリオ『この平和なる時代(とき)をいつまでも』には、野戦病院や爆撃の描写など、その影響があからさまに見て取れます。本 作はリメイクで、1作目ほどの評価は受けていないようですが、充分、私に根を下ろして生き続けています。 数年前、縁あって沖縄を訪れたとき、「ひめゆり平和祈念資料館」に足を運びました。「ひめゆりの塔」の前に立ったとき、「ここが、あの地なのか」と感慨深 いものがありました。同じとき「沖縄県平和祈念資料館」も訪ねました。見終えて展示コーナーから出てきたとき、全面ガラス張りの外に広がる大海原。青く、 広く、静かに、おそらく「あの日」と同じに打ち寄せている波。「演出」と呼ぶには、あまりに切ない仕掛けにうろたえたものです。同じ「平和祈念公園」内に ある「平和の礎(いしじ)」には、沖縄戦で亡くなった外国人も含む20万人もの人々の名を刻んだ碑が放射状に立っています。いくつかの碑の前に手向けられ た小さな花束を目にしたとき、胸が詰まりました。 戦争で命を落とした人も、生き残った人々がその人のことを想い続ける限り生き続けます。だから先の大戦も、まだ終わってはいません。しかし、恨みの連鎖は 断ち切らなくてはいけない。「恨み」ではなく「いくさ」を伝え続けていく難しさを、痛感します。 (2003年10月)
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