映画パンフレット バンザイ!
火の鳥2772 愛のコスモゾーン,1980
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パンフレットデータ
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本作品をみた当時、札幌では「象物語」という作品と2本立てでした。劇場に足を運んだおもな目的はそちらの「象物語」だったのに、パンフは「2772」のしか買わず、映画そのものの記憶も一片も残っていません。 「手塚治虫」の偉大さをそれほど知らずにいたころでした。「めまぐるしく話が展開して行くなぁ」、「ムダな場面が一個もない映画だなぁ」と思いながらみていた記憶があります。当時熱中していた松本零士系アニメとは一線を画す雰囲気でした。 パンフレットの解説にマンガ「火の鳥」についての記述があります。少し長くなりますが引用します。 “(前略)過去と未来を一話完結方式で遙か古代と遙か未来から描き始め、より現在に近い過去、より現在に近い未来という形で交互に描きながら次第に現在に近づき、現在を描くことで終るという立体的な構成がとられている。しかも、現在を描き終ったところでこの作品を通して見ると、それまでに描いてきた過去と未来の物語が、過去から未来へとつながる長い長い一貫したドラマになるという、気の遠くなるような壮大なスケールを持った作品として成立するのである。(後略)”(文中送り仮名は原文のまま)。 これを読んで「『火の鳥』ってすげぇ!」と思いました。実際にマンガ「火の鳥」と出会うのはその先、数年後、「黎明編」とでした。手塚治虫没後、「『火の鳥』は、そのときの現在である21世紀、アトムが登場する“アトム編”で完結するはずだった」と、まことしやかにささやかれたウワサと出会ったことがあります。ウワサの真偽を確認する術を私は持ち合わせていませんが、本当だとしたら、こんなに魅力的な完結編はありません。返す返すも、偉大な存在の早すぎる旅立ちに、悔しさと無念さをかみしめます。 (2003年10月) |
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